民藝 Mingei とは
「民藝(民衆的工芸)」の略語。名もなき職人の手から生み出された生活道具の総称です。
陶磁器、織物、染物、木漆工、絵画、金工、石工、竹工、紙工、革工、硝子、彫刻等、多岐に渡ります。
日本各地の風土から生まれ、生活に根ざした民藝には、用に則した「健全な美」が宿っているとして、
1926(大正15)年に、柳宗悦、バーナード・リーチら多くの著名な工芸作家たちによって提唱されました。
1.文様名:蝶 Cho
Meaning of pattern:Immortality
蝶が卵から幼虫、さなぎを経て美しい蝶となったことから、不死不滅の象徴とされています。
2.文様名:氷牡丹 Hibotan
Meaning of pattern:Hope
江戸時代には、冬でも花を愛でる文化がありました。
冬に咲く輝く宝石のような寒牡丹を表現しています。
牡丹は、幸福や富貴、不老長寿を表す吉祥文様ですが、それに加えて寒さの中でも花開くという意味も加わっています。
3.文様名:業平菱 Narihirabishi
Meaning of pattern:Growth
この菱形は、日本に自生する植物(ヒシ)をデザインしたものと言われています。
ヒシは繁殖力が強く、栄養価が高いことから、健やかな成長と幸福の象徴とされています。
4.文様名:蜀江華 Shokkoka
Meaning of pattern:Sublime
八角形は、仏の教えが八方へ広がる縁起の良い形とされています。
隙間なく配置され、連続するこの文様は、円満や調和、子孫繁栄などを意味します。
5.文様名:華七宝 Hanashippo
Meaning of pattern:Eternity
七宝は、仏教の教典に出てくる七種の宝のことで、金、銀、瑠璃(ラピスラズリ)、玻璃 (水晶) 、しゃこ貝、
珊瑚、瑪瑙を表しています。
円形が永遠に連鎖する様は、円満と調和を表し、人との繋がりを大切に思い、良きご縁が長く続くようにとの
願いが込められています。
南部藩の七宝文様は、力強さの中に華があり、他には類を見ない存在感をはなっています。
traditional line
伝統技術を今に伝える手仕事の逸品ライン。染色や作業工程で糯粉・糠粉・地下水等、自然素材を活用しています。
昔ながらの技法をいかして作っているため、時間がかかり少量しか作れません。職人技の魅力が詰まっています。